「能登半島地震」四代の思いと起こした行動

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2024年元日夕方、四代は和倉温泉加賀屋本館ビル19階、5時からのトークショーを前に控え室に一人でいたところ、いきなり激しい横揺れを長く長く感じられ「このまま死ぬのか」という思いの中、地震に見舞われました。
避難所となった和倉小学校へ仲居さんたちの誘導で移動しその日は言いようのない不安に襲われ、周囲の人たちと円陣になって励まし合い一夜を過ごされました。
翌2日午後3時過ぎ金平の陶房に戻られ陶房内を点検されたところ、作品の破損は想像したほどではなかったとのこと。
しかし「明日は我が身、いつ何時同様の地震が来るかも知れない」今後どうすれば良いか悩み、真剣に考えられ出した結論が、陶芸家らしく加賀屋の復興に役立てる食器を既製品・新作と数をそろえ寄付すること。
再興への固い決意と希望を胸にろくろを回し、絵付け、焼成して加賀屋復活とともに和倉へ運び込む。
その日を願って今、作陶に励んでおられます。

月刊北國ACTUS  2024年3月号「九谷から順の風」より引用

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