九谷焼の特徴であり、最大の魅力は「上絵付け」にあります。
「上絵付けを語らずして九谷はない」と言われるほど、
色絵装飾の素晴らしさは、豪放華麗です。
九谷焼の上絵付けの特徴は『赤、黄、緑、紫、紺青』の、
五彩手(通称九谷五彩)という、
みごとな色彩効果と優美な絵模様に表れています。
その他、『緑、黄、紫、紺青』を使用した
青手古九谷の塗り手など、色彩のハーモニーが魅力です。
九谷焼の歴史は、九谷古窯より始まります。 加賀藩の命により、九谷金山にて現場監督をしていた後藤才次郎が、九谷の山より磁器原料の「陶石」を発見しました。
その後、九谷焼を焼いたことが九谷古窯の始まりとなります。
しかし、原因は不明ですが、わずか100年足らずで廃窯となりました。
この間に焼かれたものを「古九谷」とよんでいます。
九谷焼は他人の真似をしないため、作家の数だけ違った個性の九谷焼が生み出されます。
現代感覚あふれる美しい色彩が今も見るものを魅了します。
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